ご挨拶
耳鼻咽喉科と聞けば、どのような病気を扱う診療科を思い浮かべられるでしょうか。中耳炎、難聴、アレルギー性鼻炎、蓄膿、声がれ、などがまずは代表的なところといえるでしょう。
しかし耳鼻咽喉科医の取り扱う領域は、皆さんの思われているよりずっと広く、深く、複雑で、また他科領域とも密接に関連しているのです。
例えば、お子さんに言葉の遅れがみられるときは、そこには難聴が潜んでおり、原因は滲出性中耳炎かもしれません。
また、のどが痛く、それで声がかれてきたんだなと簡単に考えていると、数時間後には喉頭(のどの奥の方)の腫れで呼吸苦を起こす危険なサインかもしれません。鼻や耳の病気で頭や目が障害されることもありますし、最近問題になっている睡眠時無呼吸症も耳鼻咽喉科領域に起因することも非常に多いのです。
最近は個性化,個別化の時代といわれ、またストレスが社会に蔓延化している背景もあり、年々患者さんの訴えは多様化しております。
私は大学病院や地域の基幹病院に勤務してきましたので、救急と手術を含むより高度な医療を目指すことが自分の使命と考えてまいりましたが、今は逆に地域に密着する開業医として患者さんの抱えるより細かなニーズにできる限り対応できるよう努力していきたいと考えています。
院内の清潔には徹底的にこだわり、天井には業務用の大型空気清浄機を2台備え付け,内視鏡は専用の洗浄機を用い、診察機器の洗浄にも最も厳しい基準を用いています。
また院内のバリアフリー化として、車椅子での移動や診察がスムーズに行えるよう努力しています。
インフォームドコンセントについても、より分かりやすい説明を心がけていますが、反面、できるだけ効率的な診察ができるよう、パソコン・携帯電話・固定電話からの自動診察受付サービスの導入や、聴力検査室を2か所設置するなどの工夫を凝らしています。
睡眠時無呼吸症については、検査及び指導を行っております。
補聴器の相談及び指導を行っております。
最後になりましたが、当院での診察の結果、更に精密検査や専門的治療が必要と判断される方については、病院診療所連携に基ずいて、大学病院や専門病院、地域の基幹病院にご紹介しております。
どちらの専門施設を受診したらよいのか迷っておられるような場合でもご気軽にご相談ください。
院長略歴
出身
1965年 | 兵庫県生まれ |
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学歴
1989年 | 神戸大学医学部 卒業 |
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1994年 | 神戸大学大学院 医学研究科 卒業 医学博士号 取得 |
職歴
- 神戸大学医学部付属病院
- 市立西脇病院
- 加古川市民病院(現 加古川中央市民病院)
現在
2002年~ | 医療法人社団 ふじもと耳鼻咽喉科 |
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資格・所属学会など
資格
- 医学博士
- 耳鼻咽喉科専門医
- 補聴器相談医
所属学会
- 日本耳鼻咽喉科学会
- 日本気管食道科学会
- 日本音声言語医学会
- 日本アレルギー科学会
- 日本東洋医学会